AIろ過(AI Filtration)
必ず生成AIを通して加工されるコミュニケーションのありかた、またそのような加工機構のこと。
例: ビジネスチャット上での会話
❌Aさんが直接メッセージを書き込む
⭕Aさんの書き込みは必ず生成AIを通り、加工されて、その結果が書き込まれる
つまりAさんの書き込み自体は見えず、常に「AIに加工されたメッセージ」だけが残りますsta.icon
メリット
Ans: 本質的なやり取りが増えます、また集中できるようになる
なぜなら表現が平準化されるため、
細かい言い回しに配慮するコストが減る → 浮いた分を回せるから
平準化の安心感があるため、多少踏み込んだことも言いやすくなるから
実装
何らかの🙏組織単位に「AIろ過装置」を導入するイメージ
1 その組織単位上での発言は必ずろ過される
たとえばTeamsでもSlackでもいいので、ある4人が集まるチャンネルがあるとして、ここで発言すると必ずろ過されます(されたものが投稿されます)。匿名にするわけではありませんsta.icon
2 どのようにろ過するかは設定できる
プロンプトを設定して組み込むイメージで合っていますsta.icon
AIろ過製品はテストメッセージ込みのテスト機能も拡充させた方がいいでしょうsta.icon
違い
Q: AIアダプターとの違いは?
AIアダプターは、Aさんが、Bさんと話す際に「Aさんの代理」を立てて、Bさんにはこの代理とコミュニケーションしてもらうというものです。A → B ではなく A → 🤖 → B にします。Bのための🤖をつくります
一方、AIろ過は、場のメンバー全員の発言が必ずろ過されます
https://gyazo.com/15901237f34e93acc33b45c2a4e29591
Q: Mechanical Style(仕上げを人間がして提出するのではなく、AIに仕上げさせたものを出すパラダイム)との違いは?
AIろ過はビジネスチャットなど、コミュニケーションの文脈です。コミュニケーション中の誰かの発言が全部必ずいったんAIろ過にジャックされてろ過されます
Mechanical Styleは、単に「AIにつくらせた情報」をそのまま相手に出すという考え方です。たとえば自分で丁寧なパワポをつくったり、ラフにノートでまとめ直したりせずに、ChatGPTのDeepResearchで調べさせた結果をそのまま見せる等です
開発秘話
最初はAI Mediationという名前にする予定でした。ソフトウェア開発でMediatorパターンという設計手法があり、要は仲介者を立てる構造です。しかし、AI Mediationという言葉はすでにリーガルテックや熟議の文脈で使われているようで、「調停」の意味合いが強いです。紛らわしいでしょうからやめました